ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
日差しも本当に暖かくなり十勝地方にもやっと春到来です。春にスッキリしたいものと言えばやはり冬の間にためこんだ身体のお肉たちです。せめて見た目だけでもスッキリしたい・・・。
『シフォン・リボン・シフォン』はさびれた商店街に花ひらいたランジェリーショップが舞台のお話です。大きすぎる胸がコンプレックスで体型に自信の無い佐菜子も、体に合う下着を身に着けると魔法がかかったようにスッキリと痩せて見えます。そしてレースやリボンの下着が、皆の行き詰った人間関係をなぜかほどいて行ってくれるのです。読後もスッキリの1冊です。
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昨年の誕生日についに大台にのってしまいました。なんだか疲れがとれないなど「プチ不調」が気になるようになったのも最近のコト。年齢とともに変わっていく自分の体や暮らしを、見つめ直す必要があると感じ始めていたこの春。『40歳からの心と体メンテナンスBOOK』は、私にとって実にタイムリーな本でした。無理をしすぎず適度に自分をいたわるところが、私向き。「手抜き」を楽しむ余裕を持てる大人に-。というのが、特にいいです。肩の力をすっと抜いて、「年をとったから、やらなきゃ」ではなく、「やってみよう」という前向きな気持ちでいると、楽しく年をとっていける気がします。
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