![Weather : Makubetsu
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ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
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それは「名誉の殺人」と呼ばれる。女性の婚前の性交渉は家族の名誉を汚したとされ、娘を抹殺することで一族の男たちは汚名をそそぐ。1970年代の後半、中東シスヨルダンの小さな村で17歳の少女スアドは生きながら家族によって火あぶりにされました。恋をして妊娠したから・・・。婚前交渉は家族の恥だから。『生きながら火に焼かれて』は家族の名誉のために火あぶりにされながら、奇跡的に生き延びた著者が告発する衝撃のノンフィクションです。このような事件(因習)はスアドだけに起こったことではなく、中東およびヨーロッパの各地で犠牲となっている女性の数はスイスの保護団体が出している推定数だけでも年間6,000人なのだとか(訳者あとがきより)。
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食を探求し続けてきた料理研究家・辰巳芳子と福岡伸一、川嶋みどり、細谷亮太、竹内修一の4人の識者が『食といのち』をめぐり、考察を深める対談集。「食べることが生きる基本であり、食べることをないがしろにしてはちゃんとした人生はあり得ない」と、言いきる辰巳さん。日本の気候風土によって育まれた食文化には、それなりの意味があるといいます。食をおろそかにし、旬のものを美味しく食べることを忘れかけてしまっている今、「食べることはどういうことか」自戒の念を込めて、見つめなおしてみようと思いました。冒頭には、辰巳さんのいのちを養う四季のお粥とスープのレシピが掲載されています。
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週刊新潮に連載していた「世間漫録」というコラムをまとめた『漫録おやじ日本を叱る』。少年は凶悪化し、大事故が頻発し、歴史教育は歪み、政治家の言葉は鴻毛ほどに軽くなった日本。この「総崩れ」現象の裏側で、一体、何が起きているのか。「四月二十八日は何の日」「『ガングロ少女』と親の顔」「少年法守って国滅ぶ」「鳩山由紀夫氏の言語能力」「WTO理念の終わりの始まり」など、硬軟問わず、縦横無尽に時代の根源を抉る痛烈コラム。親父は怒ってます。“だめっ!”。
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