ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
日本人が日本語の表記法としてまず覚えるのは「ひらがな」。50音プラス濁音・半濁音から連想されることをイラストレーターの100%ORANGEが思いつくままに書き綴った「思いつき大百科」です。かわいらしく書かれたひらがなの一文字を中心に、その文字から始まる言葉とイラストが集結。しりとりでなかなか勝てない方、いかがでしょうか。各行の扉絵、付録のポスターにも注目です!
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ある物事に対してイメージしていたものが、統計数値などを調べてみたら違っていたということは以外とよくあるものです。今回は統計調査で導き出されたデータによりいろいろなものを分析した3冊を紹介します。
多くの日本人が好きなものを把握すれば、今の日本人の特徴を浮かびあがらせることができるのではないかと考えたのが「日本人の好きなもの」。日本人の好みを端的に表現すると、「犬を連れて、桜を愛でて、すしを食う」になるとのこと。全部で54個の質問があり、これにたくさん当てはまった人は、まさに現代の日本人の代表というところでしょうか?
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