2024年 (令和6年)
11月21日(木)
午前10:00から
午後 6:00まで
ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
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短かった秋も終わり、冬を感じ始めるこの季節。雪が降ったことに喜んでいたあの頃を思い出し、冬のお友達”ゆきだるま”が登場する物語をご紹介します。
クリスマスの夜、少年が作ったゆきだるまが動き出し、一夜限りの不思議な冒険が始まる。レイモンド・ブリッグズによって描かれた、世界中で愛される名作『ゆきだるま』。動き出したゆきだるまと家の中を探検したり、遠い町まで空を飛んだり。強い絆で結ばれた2人でしたが、暖かい朝を迎えるとゆきだるまは…。文字のないサイレント絵本で、繊細な美しい絵に心奪われる作品です。切なくも心温まる冬のお話となっています。
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- 作成者:MCL編集部