ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
本来の用途とは違う使い方ですが、実験や工作にもよく使われている洗濯のり。そんな洗濯のりを使った簡単にできる実験と工作の本を三冊紹介します。
まず、洗濯のりを使った実験と言えばスライムが有名です。『作って、さわって、聞いて楽しい!のってんのスライム科学実験』では様々なスライムが登場します。基本的な洗濯のりを使ったスライムの作り方から、変わった触感のものまでと幅広く紹介しています。工程も分かりやすく説明しているので、科学の入門編としても初めてでも挑戦しやすい内容です。
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シャーロキアンのあいだでは最後の事件の滝落ちがあったのが5月ではないかと言われているため、今回はちょっと変わったホームズパスティーシュをご紹介。パロディ作品もありますがご容赦を。
最初に紹介するのはホームズをパロディ?パスティーシュ?した絵本『にげろ!がいこつ シャーロッコツ・ボーンズのじけんぼ』。がいこつたちが暮らすホーネランドでは、謎のばけものががいこつたちの骨を次々に盗む事件が発生。そこでシャーロック・ホームズならぬ、シャーロッコツ・ボーンズが解決に乗り出します。はたして事件は解決できるのでしょうか?
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