2023年 (令和5年)
2月5日(日)
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午前10:00から
午後 6:00まで

ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・

 井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』

本と本 本はつながる。    
本と人 本とつながる。    
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。

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 事故の影響で80分しか記憶がもたない天才数学者。そんな博士の元で家政婦として働き、過ごすこととなった私と息子のルート。博士はルートのため、限られた記憶の中で身近な数字に隠されたたくさんの意味を教えてくれます。ルートを大切に思う博士とそんな博士を理解し、そっと寄り添う私とルート。そんな3人の奇妙だけど暖かい関係を描いた『博士の愛した数式』。ちょっぴり切ない物語に多くの人が心打たれた作品です。

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 我が子(特に女の子)を可愛がる様を「蝶よ花よ」と表すように、可憐なものの代名詞と言える蝶。では姿かたちがそっくりの“蛾”はどうでしょう…?最近は、一部の種類がSNSなどで人気になっていますが、あまり良いイメージを持っていない人もまだまだ多いのではないでしょうか。
 『ぼくたち、わるもの?』は人間にきらわれがちな動物たちを集めた動物図鑑。不気味な生き物たちの絵が、薄暗がりからこちらを見つめてきます。さあ、どんな恐ろしい生態が書かれているのか…!と思いきや、「そんなの勘違い!」と場面は一転。かわいい姿と共に、彼らの本当の生態を教えてくれます。蝶にも負けない、蛾のイケてる所も紹介されていますよ。

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 紙を折り曲げて造形する「折り紙」。誰もが幼い頃に一度は触れたことがあるのではないでしょうか。近年では、折り紙を遊びの枠から超えた複雑難解な折り方による「創作折り紙作品」が、折り紙作家の手により次々と生み出されています。『折り紙王子の凄ワザ!折り紙』は、「折り紙王子」の愛称で親しまれる有澤悠河さんのオリジナル作品集です。ドラゴン、ハシビロコウ、トロンボーンなど、一枚の紙からできているとは到底思えない作品の数々に驚くこと間違いなしです。

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