2024年 (令和6年)
11月21日(木)
午前10:00から
午後 6:00まで
ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
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進路に悩む女子高生に、恋人と別れることになってしまった青年、ホームレスとなり公園で寝泊まりする男性…。コロナ禍に悩みを抱えた者たちが向かった先は、市役所に開設された“2020こころの相談室”だった。それぞれの悩みに、コロナ禍当時の閉そく感を思い出すも、明るい道筋が見え始めるラストに安堵する『答えは市役所3階に』。
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- 作成者:MCL編集部