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作家さんを知れば、その人の本が読みたくなる!…はず!!ということで、今回は北海道に所縁のある作家さんを選びました。
一冊目は、宮下奈都さんの『はじめからその話をすればよかった』です。代表作は「羊と鋼の森」など。全体に短いエピソードでとても読みやすいです。宮下さんの結婚や子どもたちとの暮らしの一端やこれまでの作品に対する思いなども掲載されています。
二冊目は、桜木紫乃さんの『おばんでございます』です。代表作は「ホテルローヤル」など。道民なら誰しもがクスッとするような話題や、作品づくりの苦悩など、小気味よい文章で書かれています。作品とはひと味違う作家の素顔を垣間見れます。
三冊目は、渡辺純一さんの『創作の現場から』です。代表作は「阿寒に果つ」など。タイトルや登場人物の名前の決め方といったことやそのほか作品を書く上での自身の決め事について書かれた指南書のような本で、自身の作品への思いや体験談も交えて書かれているため、執筆風景が想像させられます。 MCL編集部(森)
三冊堂683(2024/10/24)