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進路に悩む女子高生に、恋人と別れることになってしまった青年、ホームレスとなり公園で寝泊まりする男性…。コロナ禍に悩みを抱えた者たちが向かった先は、市役所に開設された“2020こころの相談室”だった。それぞれの悩みに、コロナ禍当時の閉そく感を思い出すも、明るい道筋が見え始めるラストに安堵する『答えは市役所3階に』。
パンチパーマに、厚塗りファンデ、ショッキングピンクの口紅、ヒョウ柄の服。どっからどう見ても正真正銘の大阪のおばちゃん・小畑とし子が、悩みを抱えた人たちの心を軽くしてくれる『おばちゃんに言うてみ?』。
「人に話したら、楽になることもあんねんで」。笑って、泣いてのおばちゃん小説。おばちゃんに会いたいな。
カバヒコに会いたい!
新築分譲マンション〈アドバンス・ヒル〉の近くにある公園の遊具・カバヒコには、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説がある。人呼んで、『リカバリー・カバヒコ』。カバだけに…。悩みを抱えたアドヴァンス・ヒルの住人たちの5つの物語。
心が風邪をひくことって誰でもあるよね。そんな時に、カバヒコが近くにいてくれたら、とっても心強い。