ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
現在、図書館では「図書館で世界一周!2024」を開催中です。今年の国はアメリカ・イギリス・日本。それぞれの国の美味しい食べ物をご紹介します!
アメリカは料理のバリエーションが豊か。『ニューヨークレシピブック』は、料理家・スタイリスト・編集者の3人が「ニューヨークの料理って、思いのほか美味しい!」という正直な感想から完成した一冊。エッグベネディクトやホットアップルサイダーなど、日本で手に入る食材を使って再現されているレシピを約60品掲載しています。
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夏ですね。夏といえば怪談ですね。私にとっては不意打ちお化け屋敷や怪談講演のCMにヒヤッとさせられる時期でもあります。“怖い”ときくと学生時代“恐怖”に関する評論を国語の教科書で読んだのを思い出します。ということで、“怖い”を考えてみる三冊。まずはここから。『なんで夜はこわいの?』。考える少年Qくんと一緒に「ひとつのことをふか~く考え」ます。タイトルの疑問から始まり、おばけが怖いの?暗闇が怖いの?など発展させながら、“どうして恐怖を感じるのか”をじっくり考えます。
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