
ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
何を読むか迷った時、「表紙が素敵だからコレにしよう」という選び方をすることがあるので、今回はビジュ(見た目)で選んで読んだ小説を三冊ご紹介します。
2026年秋に映画化が決定している『汝、星のごとく』。幻想的な表紙はオートクチュール刺繍作家・aurore氏の作品で、続編にあたる『星を編む』の表紙も同氏によるものです。瀬戸内の離島で出会った、高校生の暁海と櫂。それぞれ家庭に悩みを抱えていた二人は、お互いを心の拠り所にする。大人になり、環境や価値観の違いから衝突した彼らは、やがて別々の道を歩むが……個人的に今回選んだ三冊の中で、一番表紙の雰囲気と内容のギャップに驚いた一冊です。
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2月5日は「笑顔の日」。「ニ(2)コ(5)ニコ」の語呂合せから。笑顔にちなんだ3冊をご紹介します。
おいしそうなハンバーグを目の前にすれば、誰しもがニコニコになってしまいます…と、思いきや、ニコニコなのは主人公のタケオちゃんの前に出されたハンバーグの方なのです。『ニコニコハンバーグ』は、あついハンバーグに「ふう、ふう、ふう」と息をたくさん吹きかけたら、何故かハンバーグがニコニコと笑い出し、息を吹きかけるとどんどん姿を変えていく絵本。「ジュウ、ジュウ、ジュウ」「ニコ、ニコ、ニコ」「ネコ、ネコ、ネコ」と、リズムも楽しく、声にだして読みたくなる絵本です。
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