ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
「物を届ける」とは言っても、その種類によって何で運ばれるのかが変わります。全国を縦断している貨物列車は人ではなく、私たちの生活に必要な様々な物を運んでいます。北海道では主に農作物を全国に届けるために必要な存在です。『北海道の貨物列車』では、その歴史から貨物列車の現状までと幅広く詳しく紹介しています。目的地まで安全にかつ迅速に運ぶためにどのようなことがされているのか。また、あの重たい貨物を引っ張っている貨物機やコンテナなども詳しく解説しています。北海道の農業を支えている貨物列車の秘密とその全貌がわかる一冊です。
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9月は宇宙月間ということで、今回は数ある宇宙の本の中から、想像力あふれる絵本をご紹介!一冊目は『まるごとうちゅうカレー』。宇宙に浮かぶ惑星を切ったりちぎったり割ったりしてカレーを作る、新感覚の料理?絵本です。惑星でカレーを作るという今までにない発想と、美麗な絵に引き込まれます。
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タイトルが完全に私の願望ですが、お寿司が出てくる絵本はクスっと笑えて、何よりとてもおいしそう!ということで、特にお気に入りのお寿司絵本を3冊を紹介したいと思います。お寿司が、服……?一見不思議なタイトルですが、読んでみれば納得すること間違いなし。トロにしようか、サーモンにしようか、と迷うまぐろのお寿司。新しい帽子を探しにやってきたアイスクリーム。リボンの着付けをしにきた箱の親子……。色んなものを「見立て」た写真が人気のミニチュア写真家・田中達也さんによる『おすしがふくをかいにきた』。他のお客さんたちの動向にも注目です。
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