タイトルが完全に私の願望ですが、お寿司が出てくる絵本はクスっと笑えて、何よりとてもおいしそう！ということで、特にお気に入りのお寿司絵本を３冊を紹介したいと思います。お寿司が、服……？一見不思議なタイトルですが、読んでみれば納得すること間違いなし。トロにしようか、サーモンにしようか、と迷うまぐろのお寿司。新しい帽子を探しにやってきたアイスクリーム。リボンの着付けをしにきた箱の親子……。色んなものを「見立て」た写真が人気のミニチュア写真家・田中達也さんによる『おすしがふくをかいにきた』。他のお客さんたちの動向にも注目です。
猫とお寿司屋さん……なんて心が躍る組み合わせなのでしょう。お寿司が大好きな店主のもんじゃさんと、いつも眠そうなアルバイトのこたろうさんは今日も大忙し。もんじゃさんのこだわりは何と言ってもしゃり。お米の品種にも炊き方にもこだわった自慢の逸品なのですが、お客さんの猫ちゃん達はネタのお魚だけを食べてしゃりを残してしまいます。何とかしゃりも食べてもらいたいもんじゃさんがひらめいた画期的な方法とは…？毛量もっふもふの猫ちゃんのイラストがクセになる『ねこのすしやさん』。
アパレルブランド「グラニフ」の人気キャラクター「スシトレイン」初の絵本です。お寿司にタイヤがついている不思議な生き物「スシトレイン」。みんなでお散歩にでかけたスシトレインたちはおしょうゆいけを渡ったり、ゆのみトンネルをくぐったり大冒険！スシトレインたちを辛くしようとするわさびこぷたーに怯え、やさしいがりおじさんに道案内してもらい……脱力しそうになる表情がたまらない『おさんぽスシトレイン』。スシトレインたちがお寿司なのに、辛くなりたくなくてわさびを怖がる設定が個人的にとてもツボです。 MCL編集部（小）
三冊堂676（2024/09/05）
