ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
千年以上前に書かれた源氏物語は、今現在でも読み継がれている大ベストセラー小説です。今年は、大河で紫式部が取り上げられていることもあり源氏物語を目にする機会も増えています。平安時代に書かれた源氏物語は、ロリコン・マザコン・ルッキズムなど現代の出来事として捉えるなら、受け入れられるだろうかと思われる描写が少なくありません。そんな源氏物語を現代の社会規範を交えて読み解き、現代的な訳をつけた『ミライの源氏物語』。源氏物語の現代語訳が夢という作者が訳す源氏物語を期待しています。
- 詳細
- 作成者:MCL編集部
初対面での会話はできても、2度目に会ったときの会話が難しいと感じたことはありませんか? 初対面のときとは違い、お互いに質問も出し尽くしてしまって話のネタが見つけられなかったり・・・。そんな“2度目まして”が苦手な“2度見知り”の方に向けた会話スキルを詰め込んだのが『2度目の会話が続きません』。話題選びやあいづちのコツなど、これから新たな出会いが多くなる季節に役立つ一冊です。
- 詳細
- 作成者:MCL編集部