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90歳から新聞ちぎり絵を始めた著者。前年に夫を亡くし、娘さんに勧められたのがきっかけでした。今にもかぶりつきたくなるような、ホットドックや、あつあつご飯につやつや卵がのった、卵かけご飯。美味しそうで、生き生きとした新聞ちぎり絵作品の数々。『94歳セツの新聞ちぎり絵日記』は、作品の解説、日々の暮らしを記録した日記と共に作品をご紹介。何気ない言葉から、作品同様ユーモアと柔軟で大らかな人柄がうかがえます。素朴で温かい作品と言葉から元気をもらえます。
年齢を重ねてもなお、やりたいことに挑戦している女性たちを紹介する『60歳からの生き方図鑑:いくつになっても「今がしあわせ」と言える女性でありたい』。現在76歳でグレイモデルの仕事をこなす人、63歳でカフェをオープンした人、スカーフブランドを64歳で立ち上げた人、63歳で絵本作家デビューした人などなど。「元気でいるために気をつけていること」「人生でいちばんつらかったこと」「いまの生きがい」「これからの夢や目標」などの、キーワードごとに生き様を語ります。様々な経験を経て、現在の活力ある姿は周りの人へもパワーを与えてくれます。
2024年に永眠された染色家・柚木沙弥郎(1922~2024年)さんの作品を紹介する『柚木沙弥郎美しい本の仕事:絵と型染から生まれる御伽草子』。100歳を越えても現役で創作活動を続け、絵本、ポスター、書籍の装幀や装画などの制作でも活躍しました。初めて絵本を手掛けたのは72歳の時。素朴で色鮮やか、心躍るような作品の数々は、今も色褪せません。 MCL編集部(は)
三冊堂691(2024/12/19)