ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
現在放送中のドラマで一気に広がった「マウンティング(女子)」。相手より自分が上だとアピールする女性を表す言葉で、2014年ユーキャン新語・流行語大賞の候補語にもなりました。女同士は楽しい。けれど、同時に恐ろしいものでもある…。そう、女子の世界はいつも大変なのです。『女子が書いた女子のための女子のトリセツ』は、そんな女社会を渡り歩かなければならない女子のための取扱説明書です。女子の本質を知り、女子の取り扱い方を学び、女社会を上手く生き抜きましょう。ただし、実践するかどうかは読んだ皆様にお任せいたします。
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10月8日の皆既月食を見て「やっぱり月って魅力的!」と思った方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、月が魅力的に登場する3冊をご紹介します。まずは『不思議で美しい空の色彩図鑑』で写真を眺めながら皆既月食を思い返します。皆既月食の赤胴色は地球の大気の赤い輝きが月に届いたものなのだとか。黄色い雲や青い雲、白い虹、月光虹などちょっと不思議な空の景色から昼間の太陽や青空などいつも目にする景色まで観察のヒントが満載です。赤い月を見るには満月の前に夜明け前の西の空を探すか、満月の後に夜になった東の空に目を向けると良いのだそうです。そして日本で次に皆既月食が見られるのは2015年4月4日だそうです。
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北海道のソラチという町で、ワイン作りにすべてをかける兄アオと、地に足をつけ麦を育てる弟ロク。そこに旅を続ける女性エリカがやってくる。「幸福」を大切にするエリカの生き方は、兄弟の静かな生活に新しい風を起こす。『ぶどうのなみだ』は生きていくために本当に大切なものは何かをみつけるヒューマンドラマ。様々な“なみだ”が心を捉えます。大泉洋がアオの役を演じています。
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