![Weather : Makubetsu
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ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
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まずは夏休みの宿題を片付けねば!タケシたち6人は、お金をもらってかわりに宿題をやってあげる『宿題ひきうけ株式会社』を作って、みんなの悩みを解決しようとします。でも、やがてみんなは考え出します。何のために勉強するのか…。「ニンジンがきらいだとしても食べなければならぬ。でも、もし宿題がきらいだとしたら考えなければならぬ。なぜこの世に宿題があるのかを。ニンジンと宿題はどうちがうか。」
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7月19日から開催される「札幌国際芸術祭2014」では、アートに関する多様なプログラムに参加できたり、アーティストの作品を見ることができます。なかでも、室蘭市出身の写真家・掛川源一郎のトーク&レクチャーは興味深いものがあります。ドキュメンタリー写真の世界で活躍した写真家・長野重一の『この国の記憶』は、東京都写真美術館で2000年に開催された展覧会の作品を収めた写真集。主に昭和20~40年代の日本の姿が映し出され、北海道では入植のために土地を開墾しているとき、その頃の東京では高速道路が建設されていることに、これまでの時代の流れを垣間見たような気がします。
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今回ご紹介する3冊はいずれも小学校高学年~中高生をターゲットに発売されたいわゆる「YA」小説です。が、そうとは思えない衝撃の展開や重いテーマで大人の方でも十分読み応えのある作品だと思います。1冊目は『ひとりじゃないよ』。等身大の中学生たちの悩みや恋を描いた「泣いちゃいそうだよ」シリーズの第4弾である本作ではシリーズ史上最大の事件が起きてしまいます。晴れて大好きな広瀬くんと同じ高校に合格した凛は中学最後の春休みを満喫中。そんなある日、部活の後輩である静音から電話が。静音は何だか悩みがあるようですが、凛は広瀬くんとの約束に気を取られて有耶無耶にしてしまいます…家族や友だちなどの問題と真正面から向き合ってきた「泣いちゃい」シリーズ迫真の命の物語です。
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