2024年 (令和6年)
7月17日(水)
![Weather : Makubetsu
Clouds 18.4°
Time : 2024-07-17T02:10:01+09:00
Source : http://openweathermap.org/ Weather](/templates/makubetsulibrary/images/weather/04n.png)
午前10:00から
午後 6:00まで
![](/images/makubetsulibrary/column_logo_sansatsudo.png)
ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
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[BookShelf Image]:1048
賞を受賞するほどの気鋭の民俗学者から、介護の世界へと転身した異色の経歴を持つ著者。「介護民俗学」とは著者の造語。介護現場では、利用者と介護スタッフとの関係は、介護される側と介護する側という関係に固定化されてしまうのが現状だと著者は述べます。そこへ、民俗学の調査方法である「聞き書き」を介護現場に取り入れることにより、その特徴である語り手と聞き手の関係性の視点で向き合うことで、利用者は「語り手」となり、介護者は「教えを受ける」調査者という立場になります。『介護民俗学へようこそ!』は、「老い」を対処すべき課題とだけ捉えるのではない、「老い」の価値を見つめ直す一冊です。
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- 作成者:MCL編集部