ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
今年もバレンタインデーが近づいてきました。贈る、受け取る、作る、食べる。色々なことを想定して、楽しみにしている方、緊張している方、焦っている方、無関心な方など様々いらっしゃるかと思います。今回は、そんなバレンタインデーの主役「チョコレート」に関する本をご紹介します。
まずは、チョコレートを題材にした小説『チョコレート・アンダーグラウンド』です。「健全健康党」が「チョコレート禁止法」を発令。主人公が密売組織を立ち上げ、チョコレート革命を起こすという内容です。「青空のむこう」や「スノードーム」が国内でも人気の著者による痛快冒険小説で、大人はもちろん中高生の皆さんにもおすすめの一冊。読むと思わずチョコレートが食べたくなってしまいます。
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2月23日はハルニレの木、10月16日は天に続く道。『365日北海道絶景の旅』は、北海道在住のカメラマンとライターが、道内各地の365の絶景を紹介。2月9日の景色は上士幌町の「ウインターバルーンミーティング」で、北海道限定の季語ともいえる「十勝晴れ」について解説がされています。ダイナミックな写真と気の利いたコメントが絶妙な一冊。
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