ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
子ども達は「ごっこ遊び」が大好き。子ども達はごっこ遊びを通して、生きていくときに必要な力を養っていきます。ごっこ遊びの具材の研究を続ける「具材クラブ」の実践をまとめた『具材 ごっこ遊びを支える道具』によると、ごっこ遊びの具材は、実物そのものの形をしているよりも、抽象的な形をしている方が望ましいのだそうです。オレンジ色のお手玉が、時にみかんだったり、にんじんだったり…と、子ども自身が具材を自由に変化させるのです。本書の具体的な実践例と「見立ての世界」に没頭する生き生きとした子ども達の写真を見ると、子ども自身が考えたり、想像することができる環境がいかに大切であるかを実感します。
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せっかくの人生、実りあるものにしたいものです。『モタさんのクヨクヨ考えすぎる人の“心がラク”になるヒント』には、心の名医・モタさんが、複雑化した現代社会での会社や家庭での「快適に生きるためのコツ」や「マイナス」を「プラス」に変え心をリフレッシュさせてくれる意外なコツを、様々な例をあげながら紹介しています。「いつでも逃げ道を確保していく」、「ユーモアを心がける」、「思いやりと慈しみの心を持つ」、「好奇心をいだく」など、心がラクになるヒントがたくさん書かれています。
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