ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
日本でもすっかり定着したイベント『ハロウィン』。毎年10月31日に行われるお祭りです。仮装をする。「トリックオアトリート」と言ってお菓子をもらう。カボチャのランタンを灯す。・・・ハロウィンで何をするかは分かっていても、何のためにするのか、そもそもどういうお祭りなのか、意外と知らないことが多いのでは?
『アイスクリームが溶けてしまう前に(家族のハロウィーンのための連作)』では、ハロウィン文化の本場・アメリカでのハロウィンの様子が描かれています。ハロウィンで子ども達がお菓子をもらうことになった理由や、衣装は手作りが最高!な理由など、ハロウィンがとても身近で、家族との大切なイベントであることが分かります。
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ここ数年、様々な生物の生態に関する本を見かけるようになりました。では、飼ってみるとなると?『生きものの飼い方』ではメダカやハムスターなどのペットとして割とメジャーな生き物から、イセエビやアサリなどの「え、そんなものまで?」と思うような一風変わった生き物を、水族館職員など様々なその道のプロが“飼うこと”について教えてくれます。
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