2024年 (令和6年)
3月29日(金)
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午前10:00から
午後 6:00まで

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 ここ数年、様々な生物の生態に関する本を見かけるようになりました。では、飼ってみるとなると?『生きものの飼い方』ではメダカやハムスターなどのペットとして割とメジャーな生き物から、イセエビやアサリなどの「え、そんなものまで?」と思うような一風変わった生き物を、水族館職員など様々なその道のプロが“飼うこと”について教えてくれます。

 1冊目は大人向けのため内容は難解ではないのですが漢字が多いということで、絵本もご紹介。動物園で見かける野生動物はどのような生活し、それを家で飼うにはどのような設備や準備が必要か、ということを教えてくれる『たのしいキリンのかいかた』。どちらも飼育方法を教えてくれる本ですが、決して安易に飼育を勧めているわけではありません。生き物と付き合うということについてきちんと考えさせてくれる、そんな2冊です。
 最後の1冊、『ぶう』は画家・絵本作家のいせひでこさんが飼われていたプレーリードック・ぶうの観察日記です。実際に生き物と暮らすこと楽しさと大変さを感じることができます。1994年出版で今から約30年前の本になりますが、いせさんのスケッチからはぶうの柔らかさやあたたかさまで伝わってくるようです。 MCL編集部(綾)

三冊堂578(2022/10/20)