ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
本格的に夏を感じるようになった季節ですが、外にお出かけするのはまだ難しい。でも、おうちの中にずっと籠っているのもやっぱり退屈。まだまだ続いていきそうなおうち時間で楽しくお出かけ気分が味わえる3冊を紹介します。
『大切な人と行きたい妄想絶景』では、特別な人や大切な人と過ごしたい旅プランを紹介してくれます。特別な風景だから特別な人と見たい。旅先の風や空気を一緒に感じたい。そんな想いを叶えてくれる、まさに特別な1冊です。日本だけにとどまらず、世界中から選んだ絶景の数々。美しい写真とかわいいイラストに解説を添えて紹介します。見ているだけで心がときめく素敵な作品です。
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“孤独”という言葉にはどこか寂しさ、もの悲しさがついてまわってくる気がします。ですが、ひとりだからこそ味わえる楽しさや豊かさもたくさんあるはず。今回はそんな孤独と向きあう3冊をご紹介いたします。
『孤独をたのしむ本』でひとりの時間を楽しむ100のコツを教えてくれるのは、イラストレーターの田村セツコさん。可愛らしいイラストと共に綴られたエピソードには、共感できるものがきっとあるはず。どんな人にも一人になる時間というのは必ずあるもの。その時間を自由に軽やかに送ることができたら、日常をキラキラと輝かせてくれるでしょう。
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