ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
美しい紅葉に必要な条件は、温度、光、湿度の主に3つなのだそうです。毎年各地の秋を巡り歩き、筆者自身がすべての写真を撮影した『紅葉ハンドブック』は、どの木が何色に紅葉するか、とてもわかりやすく解説してくれます。また、赤、橙、黄の色別になっているため、葉一枚から名前が調べられるようになっています。一般に最低気温が8℃以下になると、一気に紅葉が進み、昼に晴れて、気温が上がり、夜に急に冷え込むとよく色づくのだとか。秋晴れの気持ちのよい日に、このハンドブック片手に紅葉を見に出かけるのも楽しそうですね。
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天気の悪い日、ルイーズは傘を持って、黄色いカッパを着て家を出ました。怖い犬や、お化け屋敷のようなボロ家、怪物や幽霊が住んでいそうなゴミ捨て場を通って向かったのは図書館。さあ、『ほんをひらいて』…「ほら、ひろいせかいがみえたでしょう。おはなしをよめば、つらいいこともわすれる。だって、ほんには、ふしぎなことや、素晴らしいことがいっぱいつまっているんだもの」。帰り道、ルイーズは笑顔になって道行く人にも犬にもやさしいまなざしを向けていました。本をめくると、色々な世界に行くことができます。幕別町図書館は図書館を舞台に、本を読むことによって生まれる可能性や、本のすばらしさを伝えていきます。
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