2024年 (令和6年)
7月17日(水)
![Weather : Makubetsu
Clouds 21.6°
Time : 2024-07-17T12:10:01+09:00
Source : http://openweathermap.org/ Weather](/templates/makubetsulibrary/images/weather/03d.png)
午前10:00から
午後 6:00まで
![](/images/makubetsulibrary/column_logo_sansatsudo.png)
ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
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![](/images/columns/sansatsudou/ura_sannsatsu290309.png)
[BookShelf Image]:1783
先代(祖母)の後を継ぎ、鎌倉で代書屋『ツバキ文具店』を営む雨宮鳩子さん(鳩子さんだからポッポさん)。ポッポさんの元には、今日も風変わりな代筆の依頼が舞い込みます。お悔やみ状や、離婚の報告、天国からのお手紙、ラブレターに、絶縁状・・・。依頼主の心情に添って、精魂込めて書き上げる代筆のお手紙。ディテール細かく描写された便箋やインクなどの文具にも魅了されます。
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- 作成者:MCL編集部
![](/images/columns/sansatsudou/ura_sannsatsu290302.png)
[BookShelf Image]:1775
町の小さなどら焼き店に働き口を求めてやってきたのは、徳江という名の高齢の女性でした。徳江のつくる「あん」は評判になり店は繁盛し始めます。しかし、急に客足が遠のきます。徳江がいることが理由らしいのです…。 徳江の作るあんは、どうして美味しいのか?『あん』で、壮絶な人生を経てきた徳江が未来ある者たちに伝えようとした「生きる意味」は、涙なしに読むことはできません。
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- 作成者:MCL編集部