![Weather : Makubetsu
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ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
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4月23日から明日の5月12日までは、「こどもの読書週間」です。子どもたちにもっと本を!との願いから、1959年(昭和34年)から始まった取り組み。大人が本を子どもに手わたす週間でもあります。
お父さんの仕事が忙しく、夏休み中に何処へも出かけられないトミーは、近所の人の”はちうえ”を預かり世話をするというアルバイトを始めます。はちうえは、水やりと日当たりに気をつけることですくすく育ちますが、家の中はまるでジャングル。ただ世話をするだけではいけないと思ったトミーは、図書館で本を借り、本に書かれたとおりに世話をします。柔らかな気持ちになる結末。そして、図書館で知りたいことを調べる、というシーンが何とも嬉しい『はちうえはぼくにまかせて』。
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- 作成者:MCL編集部
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712年成立の古事記から、明治直前に没した橘曙覧(たちばなのあけみ)まで、千年を超える時間を生き抜いた日本の古典文学の名作を厳選した『千年の百冊』。現代にも通じる普遍性を持ちながら、今日とは異なる環境や価値観が内包されていることで、人間の本質や人生の意味について、少し距離をおいて見つめることができます。今を生きることの豊かさを探究する時間に最適。
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