2024年 (令和6年)
11月24日(日)
午前10:00から
午後 6:00まで
ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
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2017年の9月3日~9月9日は救急医療週間です。『救命センター カルテの向こう側』は、30年にわたり救命の現場を間近で見続けてきた医師によって書かれた、救命センターでの知られざる人間ドラマです。家族の所在もわからないまま意識が戻らない「孤独死」、大量出血で運び込まれ一命を取り留めた老人の意識が回復して発した言葉が「妻を殺した」、生後6か月の乳児と98歳の老人がベットを並べる光景など、救命センターならではの特殊性を知れると共に、救急医療の現場特有の緊張感がひしひしと伝わってくる1冊です。
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- 作成者:MCL編集部