最近の移住ブームは、10年ほど前の定年後の「リタイヤ移住」や「日暮らしブーム」から、20代～40代の現役世代の移住が主流になってきたようです。 期間限定で飛びこむパターンを選択した勇気ある家族の一年間を (*_*) (-_-) （^o^）で綴った『神さまたちの遊ぶ庭』は、北海道を愛する夫の希望で、福井からトムラウシに移り住んだ著者・宮下家5人の体験談です。TSUTAYAまで60キロ、最寄りのスーパーまで37キロなど、信号機が3か所しかない田舎に住む私でさえ うらやむほどの大自然の素晴らしさ・人との出会いを面白おかしい語り口で描かれています。家族一人一人が素敵な神さまと出会い、そして大切なこと(宝物)に気づきながら成長する一年間に思わず拍手！
都会と田舎、その両方を味わい尽くす道を選んだ『週末移住からはじめよう』は、新しい車を買う代わりに、田舎の土地を手に入れた29歳(当時)の著者。とりあえず土地さえあれば田舎暮らしは実現する。テントを張ってマイキャンプ場、セルフビルドで小屋が、ツリーハウスを作ってもいい、誰でも、自分の収入や休日に合わせた「ちょうどいい田舎暮らし」を手に入れることができると･･･。「２拠点ライフの達人」が多くの移住希望者の相談にのって新しい田舎暮らしを提案しています。
すでに移住を実現した人たちを取材した『移住女子』は、移住のきっかけはそれぞれ、働き方、恋の話など、都会から地方へ移住して未来を変えた8人の女性の「今」を紹介しています。自分の意思で道を開いていく人生は、何事にも代えがたい素晴らしい生き方では･･･と著者。わが地域にも、ここ数年で都会から移住してきた家族が、それぞれの目標に向かって頑張っています。過疎化が進む地域に新風と活性化を･･･と陰ながら応援したい気持ちと同時に、まずは自分がどんな生き方(暮らし方)をしたいのか･･･を考えさせられる一冊でもあります。 ＭＣＬ編集部（Yu）
三冊堂293 (2017/04/27)
