ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
映写技師が主人公の「名画座の怪人」、荒野での対決を描く西部劇「ジェントリーズ・ジャンクションの決闘」…『ようこそ、映画館へ』という小説の中で内容が詳細に語られています。私たちはこの小説で映画の内容を知ることはできるのに、実際に観ることはできません…。この小説の中では11本のありそうで実際にはない映画が次々に登場します。
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創業から100年を経過した店からあと数年で100年を迎える店を対象として、100年という基準にして長く続いてきた店の長生きの意味と理由を追及した『にっぽん全国百年食堂』。おいしいから、顧客が離れず、幾代にもわたり店が続いてきたこともさることながら、親子代々続けているうちに百年たっていたなんてことや、本当はやりたいことがあったが、家業を継がなくてはならず青春は厨房の中だった、青春を返してくださいなども・・・。全国42軒の食堂で一番のメニューだけでなく、気になったメニューも食し、紹介してます。あなたの好みのお店探してみては?
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