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その食べものを育てた人はどんな人で、どんな人生を歩んできたのか。農家や漁師を徹底取材し、彼らを特集した雑誌を収穫した食べものとセットで読者に届ける史上初の月刊情報誌『東北食べもの通信』。食べものの裏側に隠れて見えなくなっていた生産者と消費者をつなぐことで見えてくることがある。一次産業を情報産業に変える熱い取り組みを紹介する『だから、ぼくは農家をスターにする』。
北海道・十勝を拠点に、日本全国の農業をはじめとした一次産業をデザインで支援する株式会社ファームステッド。農家のロゴ・シンボルマークや、パッケージなどをデザインしている。デザインとは、単にキレイでおしゃれなものを作ることではなく、思いを形にして伝える手段であるという。本書では、『農業をデザインで変える』具体的な実践例が、活動拠点の十勝地方を中心に数多く紹介されている。まさに、デザインの力は無限大!!
広告代理店を辞め、独立したものの仕事は激減する一方の主人公・望月恵介にかかってきた一本の電話。静岡で農業を営む父が脳梗塞で倒れたという知らせを受ける。父の代わりに、農家を手伝うことになった恵介。東京にいる妻と5歳の息子はどうする?デザインの仕事は?人手の足りない望月農園のイチゴたちは?不意に舞い込んだ怒涛の『ストロベリーライフ』。現実は、イチゴのように甘くはない。汗水垂らして、農作業をするうちに、恵介に芽生え始めたある思いとは?晴れた日には、富士山が見える絶景の望月農園で、本業のデザインの技術や、家族や周りの人たちの力を借りて、新たな一歩を踏み出す。 MCL編集部(ふ)
三冊堂297 (2017/05/25)