ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
海外でも多くの日本のアニメ作品が放送され、今やアニメは世界に誇る日本の文化となっています。そんなアニメはどのようにして作られているのでしょうか。『アニメーションの基礎知識大百科』では、アニメーションの製作工程のすべてを解説します。ひとつの作品が完成するまでに、これほどたくさんの人が関わっているのかと驚かされます。業界で使われているアニメーション用語の解説も盛りだくさん。アニメ好きの方は必見の一冊です。
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過剰敬語や、カタカナ語の乱用、勘違い言葉・・・。あなたは、正しく日本語を使えていますか?『正しい日本語の使い方』では、たくさんの例題を紹介し、品格のある日本語を身につけることができるよう導いてくれます。日本語を正しく使う上で大切なことは、聞き手を思いやりながら話すことであると著者は言います。子どもにはわかりやすい言葉を使い、異業種の人には専門用語を避けるなど、そうした気配りの中から、聞き手はその人の品格を感じます。日本語力とは、日本語を読む、書く、聞く、話すの4技能の能力。技能は、学んで伸ばすことができます。日々使うものだからこそ、正しく、そして美しく使いこなせるよう今一度、日本語について学びなおしをしたいと思います。
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図鑑は、図書館では気軽に閲覧できても、ご家庭で購入するのはなかなかハードルの高い本の一つですよね。そんな図鑑の中でも、比較的新しめのものをご紹介します。図鑑にもさまざまなジャンルがありますが、今回は図鑑の定番「虫」に関する3冊です。どちらも、あなたの図鑑に対するイメージを大きく変えるかもしれない本たちです!
虫嫌いだったデザイナーが、ふとしたきっかけから始めた、昆虫とアーキテクチュアルなデザインを融合する試み。それは次第に大きな反響を呼ぶこととなります。『世界一うつくしい昆虫図鑑』は、著者の昆虫アートの集大成としても素晴らしい一冊ですが、昆虫たちの生態など図鑑としての情報にも抜かりはありません。
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