ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
7月に入り、本格的な夏が始まろうとしていますね。そんな夏のお楽しみの一つといえば、お祭りです!ここ最近では、お祭りの機会も減ってしまって少し寂しさを感じます。なので、今回は服装・食べ物・景色の観点で家にいながらお祭り気分になれる3冊を紹介いたします。
今年は夏の思い出にお気に入りの浴衣や甚平を作ってみませんか?『はじめてでもきちんと作れるゆかた、甚平、作務衣』では、女物の浴衣や子どもの浴衣・甚平、男物の作務衣の作り方を優しく解説してくれています。また、作り方だけでなく帯の色あわせやおすすめの柄、着付けやお手入れの方法まで収録されており、浴衣や甚平を着たくなること間違いなし!お祭りに行く前の準備として、浴衣を作ってみたり、着付けの方法をマスターしたりしながらおうち時間を楽しんではいかがでしょう。
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百年、千年と読み継がれている古典文学作品たちには、時代を超えて読者を魅了する力があります。より当時の言葉や表現に近い形で読み解き、その世界にどっぷりと浸って…といきたいところですが、いきなり原文から読もうとするのも難しいところです。(私もたくさん挫折しました…)というわけで、図書館の本の中から、古典の入口におすすめな本をご紹介します!
初めは祇園精舎でおなじみの平家物語。かっこいい武将といえば戦国時代の人物が有名ですが、平安時代の武士にも負けず劣らず魅力的な人物がたくさんいます。『イケメン☆平家物語』では、バラエティ豊かなトピックを織り交ぜて平家物語の世界を案内してくれます。中でも平家イケメンランキングでは、平家の男子たちを性格タイプごとに紹介しています。“盛”ばっかりでよくわからない…と敬遠するのはもったいない!あなたもきっと“推せる”人がいるはず!
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