ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
秋は体も心もしんどくなりやすい季節。そこで、疲れやつらさを緩和するための本を選んでみました。
『しんどい心にさようなら 生きやすくなる55の考え方』は生きづらさを感じてしまう人特有の考え方のクセを、その理由を見つけ緩めてくれる本。日々の生きづらさが少し軽くなるかもしれません。
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9月に入り、暦の上では秋となりました。秋には楽しいことがたくさんありますよね。芸術の秋、食欲の秋、読書の秋…。そんな楽しいこと満載の秋をより一層楽しめる3冊を紹介します。美味しい料理や秋のイベントで楽しんで気分をリフレッシュしましょう。
秋といえばやっぱり食欲の秋。四季のなかでも特においしい食べ物が多い印象が強い季節ですね。『旬ってなに? 季節の食べもの 秋』ではこの時期に特に美味しくなる物を解説してくれます。野菜や果物、魚介類などの旬について、地方による違いとその違いが生まれる理由を詳しく紹介してくれている1冊です。サツマイモに栗、柿にサンマなど美味しいものがたくさん!何を食べようか迷ってしまったときに旬について知っておくと、それぞれの一番おいしい時期に食べられるよう計画を立てられるかもしれません。
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りんごと言えばおいしい秋の果物ですが、宗教や哲学、美術の世界で象徴的に扱われ、ちょっぴり知的なイメージも持っています。ということで、今回はりんごが登場する、思わず考えを廻らせたくなるような絵本をご紹介します。
家に帰った男の子が見つけた1つのりんご。「……でも……もしかしたらりんごじゃないのかもしれない。」もしかしたら、もしかしたら…と、男の子の頭の中で想像はどんどん広がっていきます。『りんごかもしれない』は目の前のものごとから考えを広げていくことの楽しさに気が付く1冊ではないでしょうか。
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