2024年 (令和6年)
7月17日(水)
午前10:00から
午後 6:00まで
ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
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ある日、猫は気配を感じる。「まちがいない。こんやだ」 真夜中、そうっと出かけていく猫。その向かう先には町中の猫たちが集まり、猫背を直して夜空を見上げます。雲の切れ間から現れたのは月・・・ではなく「ネコのツメ」。「こんやのツメはいいツメですね」「こんどはいつみられますかね」 人間は知らない猫たちの特別な夜の秘密を教える『ネコヅメのよる』 猫が苦手な方も、猫の世界を感じてください。
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- 作成者:MCL編集部