[BookShelf Image]:1538
ある日、猫は気配を感じる。「まちがいない。こんやだ」 真夜中、そうっと出かけていく猫。その向かう先には町中の猫たちが集まり、猫背を直して夜空を見上げます。雲の切れ間から現れたのは月･･･ではなく「ネコのツメ」。「こんやのツメはいいツメですね」「こんどはいつみられますかね」 人間は知らない猫たちの特別な夜の秘密を教える『ネコヅメのよる』 猫が苦手な方も、猫の世界を感じてください。
ある夜、ぼうっと暗闇に浮かび上がる学校の佇まい。昼はひたすら想いを吸収し、夜にその想いの集合体として自ら心臓を動かし始めたような、はっきりした輪郭を現す。昼に見せない別の顔。もしかしたら、学校の本来の姿なのかもしれない。「昼には見たことのない学校の持つ別の顔」をテーマに綴った『0時に教室で』 添えられたモノクロ写真が想像力を掻き立てます。
カリーナという女の子と3羽のふくろうが働く、夜だけ開館している『よるのとしょかん』 やってくる動物はみんなカリーナ達のおかげで、自分にぴったりの本を見つけることができます。図書館は静かで落ち着いていましたが、ある日、リスたちが大きな音で楽器の演奏を始めました。次々に問題を起こす動物たちですが、カリーナ達が〝ささっ〟と解決します。幕別町図書館にも、こんな素敵な司書さんがいますよ。 ＭＣＬ編集部（敬昌）
三冊堂262 (2016/09/22)
