[BookShelf Image]:1551
ブドウの原産地はコーカサス地方やカスピ海沿岸と言われ、紀元前3000年頃にはすでにヨーロッパブドウの栽培が始まり、ワインの醸造も早くからなされていたそうです。コーカサス地方の酒がたどった複雑で謎めいたな歴史を豊富な逸話と共に語る『ワインの歴史』。赤ワインと白ワインの違い、ヴィンテージと呼ばれるものなどの基本的なことから、なぜワインは世界中で飲まれるようになったのか、その奥深くまで探っています。
毎年11月の第3木曜日午前0時に販売が解禁されるワインは、ボジョレー・ヌーヴォー。ヌーヴォーとは、フランス語で「新しい」という意味なのだそうです。「新しい芸術」という意味を持つ「アール・ヌーヴォー」は、1910年代から始まったとされる、ヨーロッパの伝統やしがらみから脱却し、新しい表現を試みた新しい造形運動で、主に自然や植物のような生命を感じさせるモチーフと流動曲線が使われました。わずか30年余りで消滅しながら、5000年といわれるガラス工芸の歴史の中で、最高の美的極致に達する芸術作品となったアール・ヌーヴォーとアール・デコの入門書、『アール・ヌーヴォー、アール・デコのガラス 』。豊富なカラー写真が目を楽しませます。
1925年に一号機が市販された「ライカI(A)」は、ドイツ生まれのカメラで、そのボディーの魅力は必要最小限の機能だけを包み込んだ、ちょうど掌に収まるコンパクトさにあるのだそうです。自然に写真の楽しみを教えてくれるという、バラエティーに富んだライカレンズの特徴や実際の表現を、丁寧に実写で解説する『使うライカレンズ』。クラシックレンズならではの風合いの写真が、心に焼きつけます。 MCL編集部 (そ)
三冊堂263 (2016/09/29)