ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
「僕」の命は残りわずか。突然目の前に自分そっくりの悪魔が現れ、取引を持ちかけてきた。「この世界からひとつ何かを消す。その代わりあなたは一日だけ命を得ることができる。」悪魔の言うとおり、僕は消すことを決める。電話、映画、時計、…そして『世界から猫が消えたなら』。人生は近くで見ると悲劇だけれど遠くから見れば喜劇、モノが消えることで「僕」は何を失うのだろう。
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- 作成者:MCL編集部
表紙のハチのような姿をした写真は、バンブルビー・オーキッドという名のラン科の植物です。かわいい顔をしておきながら、メスのハチに姿を似せることで、オスのハチをおびき寄せるというなかなかの策士であります。その他にも、サボテンの中にキツツキの住処がある植物や、特徴的な外見から「出血きのこ」「悪魔の歯」などと呼ばれているキノコ、超臭くて、超大きい花のショクダイオオコンニャク、赤い茎に目玉そっくりの実がいっぱいなる山野草など『へんてこりんな植物』が、次々に登場!!世界にはこんなにも驚きの植物があるのかと感心してしまいます。美しくて、怖くて、妖しい植物の世界に是非、驚きおののいてください。
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