ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
3日前に話題となった、地球から見た月の円が大きく見える「スーパームーン」。68年ぶりの大きさだったそうですが、十勝では幻想的なおぼろ月として見ることができました。
「もう、さようなら、サンタマリア。」重い鎖と分銅につながれ、わずかな藁で重労働をさせられている白象は、月に向かってこう呟きます。「仲間へ手紙を書いたらいいや」とわらって返す月。自分が書いた手紙によって、白象は無事、仲間に助けられます。短編ながら刻まれる、宮沢賢治の名作『オツベルと象』。
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煎茶、玉露、ほうじ茶、釜炒り茶、抹茶など、ひとことで言い表すことができないほどバリエーション豊かな日本茶。全国の日本茶名産地ごとに味わいを紹介する美味ガイド『厳選日本茶手帳』では、様々な銘柄のおいしいお茶紹介はもちろん、淹れ方や相性のよい料理、煎茶の道具、日本茶カフェなどが紹介されています。本当においしいお茶を知らないあなた、ペットボトルのお茶は容易ですが、茶器を使って、至福の一杯を楽しんでみませんか。
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