ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
一日中疲れが抜けなかったり、心がスッキリしない日が続いていたり…。そんな調子の悪さが続いているなら、その原因は「脳の疲れ」からきているかもしれません。脳が疲れていると、活性酸素が発生しやすくなり、心のバランスを司る自律神経も乱れやすくなります。そんなときは、脳を休ませることがとても大切です。『脳の疲れをリセットするここヨガ』では、脳の興味を今気になっていることから引き離し、意図的に興味の対象をつくり、脳をリセットする「ここヨガ」の方法を紹介しています。考えることがたくさんありすぎて、なかなか心を空っぽにすることができないのが現代の私たち。「ここヨガ」は、簡単なポーズだけど、効果絶大!短時間でできるので、朝起きた時や寝る前、仕事に疲れた時のスキマ時間に最適です。
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10月は農林水産省が制定した魚食普及月間です。今回は、日本の食生活・文化に欠かせない「魚食」に関する本を紹介します。
まずは、魚を知るための一冊、『THE FISH 魚と出会う図鑑』です。本書は魚譜画家の長嶋祐成さんによる絵と文章が素晴らしい図鑑です。写真では伝わりづらい、生きている魚が持つ鮮やかな色彩や透明感を余すところなく表現し、生命力を感じさせてくれる絵。著者と魚との興味深いエピソードを綴った文章。画集、エッセイ集としても秀逸な本書ですが、もちろん「図鑑」ですので、学名や生息地などの基本情報も十分に掲載されています。
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