2024年 (令和6年)
11月22日(金)
午前10:00から
午後 6:00まで
ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
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今年もたくさんの映画が公開されました。その中には本が原作になっているものも多く、映画と一緒に改めて注目されるようになった作品もたくさんあります。
タレントである黒柳徹子さんが執筆した『窓ぎわのトットちゃん』は自身の体験をもとにした自伝的物語です。幼少期に通っていたトモエ学園のユニークな教育のもと、のびとのびと成長していく著者自信と周りの姿が描かれた作品となっています。1981年に初版発行され、多くの言語で翻訳された本書が今年の12月ついに映画化!42年の時を経て、改めて注目されている1冊です。
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- 作成者:MCL編集部