ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
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経営難で閉校することになった大学、萌木女学園。全員を卒業させるために下げられたハードルを越えられなかった女子学生たちのために、半年間の補習が行われることになります。補習を受けるのは、LGBT、摂食障害、外見では分からない病などを抱える女子学生たち。人生をも諦めかけている彼女たちは、補習の最中に他者と関わることで、それぞれの希望の光を見つけていきます。心の栄養になる物語『カーテンコール!』。
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東京では募集しても人がまったく集まらない…どん底のITベンチャー企業社長が取った逆転の策は、徳島県美波町(みなみちょう)へのオフィス移転。そこからすべてが大きく回り始めた。『本社は田舎に限る』は、田舎だから可能な仕事(IT)の合間の”趣味”や”つとめ”で人生を充実させる働き方「半X(エックス)半IT」をきっかけに、いま地方が頭を悩ませている、人口減少対策や空き家対策をビジネスチャンスとした地方創生に取り組み、全国から注目されているIT社長による「にぎやかな過疎の町」のつくり方が分かる一冊です。
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「エルフィーのことをはなします。エルフィーは、せかいでいちばん、すばらしい犬です」。愛犬・エルフィーと過ごした楽しい思い出とお別れまでの日々が、飼い主の男の子の視点から描かれる『ずーっとずっとだいすきだよ』。悲しい場面もありますが、この男の子はエルフィーにいつもあることをしていたため、別れの悲しみを乗り越えることができました。それは……「ずうっと、ずっと、大すきだよ 」のタイトルで、小学一年生の教科書に掲載されています。
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