ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
おうちの中で過ごすことが多くなっているみなさん、運動不足になったりしていませんか?NHKでご覧になった方もいるかと思いますが、こちらの『超ラジオ体操』は、ひとつひとつの動作をゆっくりと丁寧におこなうことが特徴です。動きの悪くなりがちな背骨まわりや、肩甲骨、股関節を中心に、全身を大きく動かします。毎日短時間の運動で、カラダが軽やかになったら、しめたもの。元気に快適に動けるカラダを手に入れたいですね。
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新型コロナウイルス感染拡大の影響などにより、「抗体」、「ワクチン」、「治療薬」という言葉を聞かない日は無いほどに、「薬」が現代社会を語るうえで重要なキーワードになっています。『薬が効く仕組み 薬理学の基本がわかる』では、薬に関する基本的な知識、様々な病気ごとの代表的な治療薬と、それらが体に作用する仕組みをイラストや図を使って分かりやすく解説してあります。テレビやSNS等で情報が氾濫していますが、正しい知識を得るために、この本で基本を学んでみましょう。
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「世界は私たちがいた元の姿に戻ることはできないでしょう。『新しい日常』になるはずです」。4月23日にWHO(世界保健機関)のテドロス事務局長が示した認識は、納得と同時に見えない未来に対する困惑を覚えました。 舞台は遠い未来。衰退の危機を認めた人類は、異なる集団の人間が交雑することにより、新しい遺伝子を持ち、進化する可能性がある人間の誕生に賭け、「母」なる存在のもとそれぞれの集団が隔離される生活を選びます。それでもゆっくり、着実に滅亡の道を歩んでいく人類。読中、うっすらとした絶望という膜が身体を覆う『大きな鳥にさらわれないよう』。
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