3月、別れの季節です。伊集院静のベストセラー大人の流儀の第3弾。別れて始まる人生がある、楽して得られるものなんてない、正義っぽいのを振りかざすな、本物の大人はこう考えるの4章からなるエッセイ集。別れることは、切なく苦しいことだ。時によっては非情にさえ思える。しかし私たちが生きていく上で、離別は避けてとおれるものではない。親しい人を失った時、もう歩き出せないほどの悲哀の中にいても、人はいつか再び歩き出すのである。その力こそが、生きる原動力であり、人間が持つ美しさでもある。サブタイトルの“別れる力”とは直接関係のない事柄も書かれていますが、妙に説得力のある一冊です。 (た)
今日の一冊0456号 (2014/03/18)
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- 作成者:MCL編集部
昭和20年代から主に子供向けに制作された実写映画とアニメ映画の名作、話題作を年代順にポスターなどのカラー写真により紹介している本です。あまり読むところはありませんが、「ゴジラ」「鉄腕アトム」「もののけ姫」「ポケットモンスター」など、この時代に上映された映画だったのかと懐かしさを楽しめる一冊です。また、ポスターのデザインでも、時代の変化を感じられます。図書館を利用されている方から「映画」に関する図書を寄贈していただいた中の一冊です。他の映画に関する図書も合わせて、札内分館で上映中(借りること出来ます)です。 (か)
今日の一冊0455号 (2014/03/16)
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1年を15日ごとにわけて季節を表したのが「二十四節気」。3月21日頃の「春分」や5月5日頃の「立夏」などはよく知られていますね。「二十四節気」をさらに5日ごとにわけたものが「七十二候」で、中国由来の、でも日本の気候に合わせられた暦だそうです。3月11日~15日頃は桃始笑(ももはじめてさく)。春であれば雀始巣・菜虫化蝶、夏なら梅子黄・大雨時行など、「七十二候」は最小限の言葉で紡ぎ出される情景だとか。「七十二候」に根ざした心地よい生活を楽しいイラストで綴っていますので、何度でも眺めたくなります。 (み)
今日の一冊0454号 (2014/03/14)
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