もし自分が戻りたい年齢に戻れるとしたら、あなたはどの年齢に戻りたいですか?高校に入学したばかりの沙織は、クラスメイトの孝子に「未来から来た」と告白されます。人生をやりなおそうとする孝子に引きずられ、地味で堅実な沙織の生活は少しずつ変わっていきます。クラスメートの男子と海水浴に行ったり、仲良くなっていくうちに好きになったり・・・。高校生ならではの青春を謳歌する沙織と孝子ですが、このまま孝子は高校時代を続けられるのか・・・? 結末は、読んでのお楽しみです♪ (と)
今日の一冊0444号 (2014/02/22)
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蒐めるにあたっては可愛いかどうかしか考えていない、と言い切るように、1960年代に発行されたさまざまな国々の切手が紹介されています。スウェーデンはグラビア印刷(写真技術を応用した製版)に切り替えた国が多いなか、ビュランという専用の彫刻刀を用い原寸大で彫版していく凹版印刷の伝統を守ったそうです。その繊細さには息をのみ、またその可愛らしさのなかには、実は歴史が潜んでいて、切手は時代の潮流でもあることを知ります。奥が深いです、切手って。 (た)
今日の一冊0428号 (2014/01/21)
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「東北学」を提唱する民俗学者が、名曲の数々の背景にある、北の近代がはらんで来た精神史をたどりつつ、昭和の日本人の心情の深層に迫ります。――というと、お勉強っぽく感じますが、「リンゴの唄※」「北帰行」「ああ上野駅」「津軽海峡・冬景色」「みだれ髪」など全10曲、歌詞の背後にある物語を浮かべながら一気に読み通せます。戦後歌謡曲が、つねに「北」のイメージとともにありました。また、この本の書かれた視座が東京発ではなく、北からというのも、一層共感を覚えるのかもしれません。
※「リンゴの唄」の作曲は、幕別町生まれの万城目正(まんじょうめ ただし)さん。 (な)
今日の一冊0425号 (2014/01/15)
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