2024年 (令和6年)
12月22日(日)
午前10:00から
午後 6:00まで
[BookShelf Image]:60
冬の山中、腰巻一丁で煙草をふかす。この怪しげな男こそ、紀州和歌山が生んだ先駆的エコロジスト、南方熊楠(1867‐1941)。本の表紙は、和歌山県田辺市近郊の林の中で撮影された熊楠42歳の姿である。博物学者として、また生物学者、民俗学者として広く知られる熊楠にとって、研究対象は粘菌、キノコ、藻、昆虫から男色、刺青、性、夢まで、この世あの世のすべて。世界を放浪、原生林を駈け巡り、果て無き大宇宙の謎を追い、森羅万象の本質に迫るため、生涯その目で見たままを詳細に記述しまくった。本書は、奇才が遺した膨大で不思議な資料を大公開。(な)
今日の一冊0453号 (2014/03/12)
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[BookShelf Image]:59
ハドソン湾に氷がはる頃、ハスキー犬をブリーディングしている牧場におなかを空かせたシロクマがやってきた。ところが、シロクマは犬を食べるどころか、一緒に遊び始めて・・・。シロクマと犬の友情の奇跡を描いた写真集です。幼少の頃から釧路湿原の大自然の中で風景や野生動物を撮り、後に野生のシロクマに魅せられた写真家と漢字セラピストの作家が、観察者の視線(EYE)に「愛」があるとき、人生に奇跡は起きると・・・。今 地球上で起きている環境破壊や人間社会に対しての箴言を読者に問いかけながら 心も温めてくれる本です。(か)
今日の一冊0452号 (2014/03/10)
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[BookShelf Image]:58
虹色に輝く絹、40年前の戦災で焼け残った土蔵から見つかった1枚の絹布の、その妖しい光沢に憑かれた青年は、最新のハイテク技術を駆使して、新種の野蚕の繁殖を試みます。バイオ・テクノロジーが恐怖の世界を現出させるSFですが、現実に起きても不思議ではなさそうなこの怖さ・・・。(み)
今日の一冊0451号 (2014/03/08)
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