2018年(平成30年)
8月16日(木)
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午前10:00から
午後 6:00まで

ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・

 井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』

本と本 本はつながる。    
本と人 本とつながる。    
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。

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 昭和から平成までの塾業界を舞台に繰り広げられる、大島家三代の家族の物語『みかづき』。フィクションだけれども、現実に起こった教育の変遷もしっかりと描いている。教育に熱い情熱を注ぎ、奮闘する大島家の面々。教育に携わる人にも、色々な立場の人がいるのだと実感する。これからも様々な形で、教育は変わり続けていくのだろう。どのような形であっても、子ども達の学びに寄り添うことのできる環境であってほしいと切に願う。

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 いじめ撲滅に取り組んでも、「脳科学的に見て、いじめは本来人間に備わった“機能"による行為ゆえ、なくすことはできない」と、脳科学者である著者は言います。仲が良いほど、規範意識が高い集団ほどいじめも起こりやすいのだとか。 『ヒトは「いじめ」をやめられない』は、いじめの回避策を考えて行くことが良好な人間関係を維持するための最善策である、とその回避策を脳科学の観点から説いていきます。

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 「うちの息子とキャッチボールをしたら、なかなかスジがいい」と言い放つ、野球やソフトボールの経験がない母親。そんな母親に立ち食いそば屋兼古本屋の店主・パオロが紹介した本は、有名選手を雇うお金がなかったメジャーリーグ球団アスレチックスが、いかにして無名の名選手を発掘し、お金を持っている球団と互角に戦えるようになったかを描いたノンフィクション、「マネー・ボール」。統計学によって導き出された、プロで通用するかしないかの差は、確実にフォアボールを選んで出塁できる”選球眼”を持つか否かで、それは持って生まれた才能なのだそうです。パオロが数々の難題をおすすめの本で解決する『世間を渡る読書術』

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