2018年(平成30年)
10月21日(日)
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午前10:00から
午後 6:00まで

ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・

 井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』

本と本 本はつながる。    
本と人 本とつながる。    
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。

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 思い出の紙カツや海苔巻き、ビフテキ、昔なじみのミルクコーヒー…『台所のラジオ』は、全十二編の短編集ですが、どの物語にも、懐かしさを覚える食べ物や飲み物だったり、昔から変わらずにある場所などが登場し、郷愁を誘う一冊です。十二編の物語は、日常の一コマを切り取ったような物語、少しおとぎ話のような物語など、ジャンルは様々ですが、どの物語の主人公も共通してラジオを聞いています。主人公が利用する情報メディアに、インターネットや携帯電話、テレビでもなくラジオが置かれていることで、物語が一層懐かしさを帯び、読者の心の温もりも増していきます。

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 人類史に輝かしく登場した発明・発見の数々。『ノーベル賞 117年の記録』は、ノーベル賞各部門全ての受賞者の氏名と受賞内容を年ごとに記載。人類の英知を読み解くのは興味深いと本書が語るように、受賞に関わる発明・発見は、原爆から再生医療の可能性までいろいろ…。能力・技術も使い方次第で毒にも薬にもなる時代、人類の幸せ(平和)を願い、仄見える未来への展望とやらに夢と希望を託してみるのもいいのでは…。

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 年金収入だけで、果たして本当に暮らしていけるのか?経済的にも精神的にも豊かな老後を迎えるには、何を準備しておけばよいのか?元金融マンの経済コラムニストと、日本一の年金通の二人が、老後のお金について本音を語る『定年男子定年女子』。まだ先のことというには、そう遠くない将来。現役時代にできることは、やっておきたいと改めて感じる。

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