2017年(平成29年)
12月15日(金)
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午前10:00から
午後 6:00まで

ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・

 井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』

本と本 本はつながる。    
本と人 本とつながる。    
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。

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 世阿弥、宮本武蔵、松尾芭蕉、千利休、葛飾北斎。日本人なら誰もが知っている有名な歴史上の人物5人を取り上げた『型破りの発想力』。5人の巨人たちの発想のポイントを見ていくことで、どのように工夫していけば、新しい価値を生み出すことができるのかを学ぶ。日本人ならではの視点で、発想力を鍛えるヒントが随所に散りばめられている。

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[BookShelf Image]:2103

 私たちに身近な警察といえば交番ですが、『駆けこみ交番』の主人公は、大事件などない閑静な住宅街の、等々力不動前交番の新米巡査・高木聖大です。深夜の交番に現れるご近所の老婦人と顔見知りになったのをきっかけに、何故だかお手柄続きです。等々力地区のパワフル老人7人衆に可愛がられ所轄を駆け回るうち、十数年来の未解決事件を解く糸口をつかんでしまいます。どうする?聖大。

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[BookShelf Image]:2102
 
 夏目漱石の「吾輩は猫である」にある”呑気と見える人々も、心の底を叩いて見ると、どこか悲しい音がする”という一文。それが多くのひとに親しまれているのは、七・五・七・七・七の流れる調べがあるからなのだそうです。読売新聞のコラム「編集手帳」の6代目執筆者である著者が、文豪から六法全書まで「名文」を引用しながら言葉について語る『名文どろぼう』。人の心を打つ名文を書くには、名文を盗むところから始めると良いそうです。

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