2020年 (令和2年)
7月10日(金)
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午前10:00から
午後 6:00まで

ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・

 井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』

本と本 本はつながる。    
本と人 本とつながる。    
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。

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 そろそろ夏本番です。肝試しやお化け屋敷が夏の風物詩ですが、今年は新型コロナウイルスの影響でどちらも楽しむのは難しそうなので、代わりに、読むと少し怖さを味わえる本を紹介します。『よもつひらさか』は若干古めで、私が学生の頃に読んだ作品です(年齢がバレてしまいますが…)。短編集で、ジャンルとしてはホラーになるとは思いますが、身の毛もよだつような恐ろしい話はありません。結末も、読んでいるうちに予想できてしまうものが多いのですが、なぜか物語に引き込まれていき、ドキドキしながら読めてしまいます。恐らく、余計なものを削ぎ落としたかのようにシンプルで、流れるような文体がそうさせるのでしょう。圧倒的な恐怖感や驚愕のラストといったものはありませんが、小説ならではの怖さを体験できるおすすめの作品です。

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 7月1日から本館にて、町保健課とのコラボ展示「野菜アップ展示」を開催しています。1日に必要な野菜摂取量などを、サンプルやパネルで紹介。栄養士による簡単でおいしく作れるレシピ、「野菜の花クイズ」など盛りだくさんの内容で、見応えある展示コーナーになっています。
 「野菜の花クイズ」と一緒に楽しみたいのが、『やさいの花』。身近な野菜が咲かせる見たことのない花が紹介されています。夏休みの課題の定番といえるあの花が、サツマイモの仲間ということには驚きです。野菜は美味しい実だけではなく、目を喜ばすものでもあるのですね。

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 心理学者である著者は、20代から80代まで650人以上の卒業アルバム写真を集めて笑顔の度合いを点数化するとともに、彼らの結婚生活についてを尋ねました。『卒アル写真で将来はわかる 予知の心理学』では、卒アルの表情で将来の離婚率がわかるというこのような実験など、対照実験に基づいて統計的に得られた、にわかには信じがたい研究結果を紹介しています。将来を見抜く手がかりが思いもよらないところに隠れていることに驚かされる一冊です。

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