2021年 (令和3年)
2月26日(金)
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午前10:00から
午後 6:00まで

ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・

 井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』

本と本 本はつながる。    
本と人 本とつながる。    
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。

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 まだ夜は冷え込む日が続き、春の訪れまでもう少し。そんな今の時期にぴったりの体も心も温まる本を紹介します。

 クラムチャウダー、洋風かきたまスープ、パプリカやニンジンのポタージュ。食卓に温かいスープがあると、ほっこり、幸せな気持ちになります。『おかずスープとスープごはん』では、体の温まるおいしいスープのレシピが盛りだくさんです。脇役のイメージが強いスープですが、肉や魚に野菜をたっぷり組み合わせれば、食べごたえ満点のメインのおかずにもなります。今夜の食卓に、スープを一品いかがですか。

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 かつて中学校の校長だった東昇平は、ある日同窓会の会場にたどり着くことができず、自宅に戻ってきてしまう。病院で受けた診断は認知症。長年連れ添ってきた妻と三人の娘と孫たち。家族は、日々起きる予測不能の事態に右往左往する。少しずつ記憶をなくして、ゆっくりと遠ざかっていくと言われる認知症のことを『長いお別れ』(ロンググッドバイ)と呼ぶそうだ。“長いお別れ”までの家族との日々を描いた物語。

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 今年もバレンタインデーが近づいてきました。贈る、受け取る、作る、食べる。色々なことを想定して、楽しみにしている方、緊張している方、焦っている方、無関心な方など様々いらっしゃるかと思います。今回は、そんなバレンタインデーの主役「チョコレート」に関する本をご紹介します。

 まずは、チョコレートを題材にした小説『チョコレート・アンダーグラウンド』です。「健全健康党」が「チョコレート禁止法」を発令。主人公が密売組織を立ち上げ、チョコレート革命を起こすという内容です。「青空のむこう」や「スノードーム」が国内でも人気の著者による痛快冒険小説で、大人はもちろん中高生の皆さんにもおすすめの一冊。読むと思わずチョコレートが食べたくなってしまいます。

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