2018年(平成30年)
8月16日(木)
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午前10:00から
午後 6:00まで

ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・

 井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』

本と本 本はつながる。    
本と人 本とつながる。    
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。

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 8月19日(日)に、劇作家の平田オリザさんの講演会を開催します。http://mcl.makubetsu.jp/index.php/events/288307-hirata-01
 平田さんの、脚本、小説、文化論など多方面の著作の中から三冊をピックアップ。『十六歳のオリザの未だかつてためしのない勇気が到達した最後の点と、 到達しえた極限とを 明らかにして、 上々の首尾にいたった世界一周自転車旅行の冒険をしるす本』は、タイトルのとおり、平田さんが16歳の時に自転車で巡った世界1周の旅を振り返った手記。それは単なる「旅行記」ではなく、その国の歴史や思想など、深いところまで辿る16歳とは思えない多角的な視点に驚かされ、平田さんの原風景はここにあるのではないかと思えます。旅立ちの時、友人のユウスケから貰った手紙にある「オレたちを、心の旅に同行させること!!」という言葉。本を開くと、平田さんの、その時に受けた感情に寄り添っているような気分になります。

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 かき氷、アイスクリーム、みつまめ、ところてん等々、『ひんやりと、甘味 おいしい文藝』は、暑気払いにオススメのスイーツに関わる、幅広い世代の著名人によるエッセイを集めた一冊です。思い出の食べ物に関する記憶は、そのときの五感とともに鮮烈に脳裏にやきつくものですが、本書に綴られているスイーツは、著名人の卓越した文章表現により、自分の出来事のように読者の五感を刺激してきます。暑〜い夏、本書で「涼」を感じませんか。

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 8月1日~8月7日は『スターウィーク~星空に親しむ週間~』です。1人でも多くの人に星空に親しんで欲しい、星空の美しさを知って欲しいという思いから始まったキャンペーンです。スターウィーク週間に突入した今回は、夜空を見上げたくなる3冊をご紹介します。

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