2018年(平成30年)
12月17日(月)
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午前10:00から
午後 6:00まで

ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・

 井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』

本と本 本はつながる。    
本と人 本とつながる。    
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。

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 日本各地の美しい庭園を写真で紹介している『日本の美しい庭園図鑑』は、写真ばかりではなく、庭園についての詳しい説明も付されている図鑑です。座って楽しむ庭園なのか、歩いて楽しむ庭園なのかなど、楽しみ方も分かりやすく紹介しています。庭園の位置や駅からのアクセスガイドも掲載されているので、実際に足を運びたくなったときにも便利な一冊です。

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 首にひっかかって服が脱げなくなった状態の子どもが、そんな中いろんなことに挑戦する様子を描いた『もうぬげない』。大人とは違ったその大胆な行動に驚かされます。服が脱げなくて頑張る子どもに対して、とてもクールなお母さんの対応のギャップも面白く、ストーリーとかわいい絵が見事にマッチした、とにかく声を出して笑ってしまう素敵な絵本です。

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 近現代の名作から学生の投稿歌まで、テーマごとに気になる短歌を集めて、人気歌人である著者が、あれこれまとめた『ぼくの短歌ノート』。「身も蓋もない歌」や「賞味期限の歌」などの思いもよらないテーマで、選びぬかれた短歌も面白いが、著者ならではの視点で加えられた講評がまた良い。興味深かったのは、世の中には、たくさんのモノが存在するが、短歌に詠われる頻度には大差があるということ。高級鮨屋で食べる鮨の歌はほとんどないのに対して、コンビニやスーパーの鮨の歌は多い。という具合に…。短歌って、面白い!!と、短歌の魅力が存分に伝わる短歌エッセイ。

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