2018年(平成30年)
10月21日(日)
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午前10:00から
午後 6:00まで

ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・

 井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』

本と本 本はつながる。    
本と人 本とつながる。    
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。

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 『ウツボカズラの夢』
 母が病死し、父の再婚を受け入れられない未芙由は、親戚を頼って上京します。たどり着いた親戚はとても立派な家に住んでいてお金持ちの様子。ほかに行き場のない未芙由は「どうしてもここに住み続けさせてもらおう。どうしたら私は必要とされるのだろう。」と考えます。ここで幸せになるためには親戚一家の誰を味方にすれば良いのだろう…?

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 図書館サービスの一つ、「レファレンス」をご存知ですか?レファレンスとは、端的に言うと調べもののお手伝いをすることです。つい最近、「すっかんこという植物の学術名を知りたい」というレファレンスを受けました。明らかに北海道の方言。北海道の植物の本を調べていけば答えに辿り着けるかもしれません。では、本を開いて調べてみるとしましょう。

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 世界的ベストセラーとなった『ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙』は、とっつきにくい哲学に子どもたちにも読みやすいようファンタジーの要素を盛り込んだ一冊です。14歳の少女ソフィーのもとに、ある日、たった1行「あなたはだれ?」と書かれた差出人不明の手紙が届いたことをきっかけに、ソフィーは、やがて謎の人物アルベルトと出会い、西洋哲学の歴史と思想を学んでいきますが、学んでいく中で、自分の存在に関する驚くべき事実に行きつきます。 物語は、哲学の歴史に沿い、ソクラテス以前の哲学者からヘーゲル、ダーウィンやフロイトまで、著名な哲学者や影響のあった思想が登場するなど、西洋哲学史の入門書ともいえる構成となっています。

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