2024年 (令和6年)
11月22日(金)
午前10:00から
午後 6:00まで
ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
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さわやかな初夏に、ゾンビ。創作上では基本の「歩く死体」「生(活)ける屍」に色々な設定を付与され、登場します。ゾンビの基本的なイメージがなんとなくわかる『血をすう死体』は世界の様々な妖怪が物語調で紹介されている児童書です。ゾンビは「よみがえる死者」という題で掲載。20世紀初頭にハイチへ探検した際、とある宗教の儀式を目撃し……という恐怖の体験談。24編載っているため話自体は短め。
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- 作成者:MCL編集部