ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
電話。声しか聞こえない、という状況が不思議な世界を想像させてくれることがあります。
ある一日を『ターン』することになってしまった銅版画家の真希。なぜかこの世界には真希以外誰もおらず、ある時間になると世界はまたはじまりと同じ状態に戻ってしまう。そんな時間が150日も経過した時、突然電話が鳴り-。誰もいない真希の世界と、元の世界をつなぐ唯一の手段は電話。この電話を機に少しずつ繰り返しの毎日が変化をし始めます。
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2021年12月。実業家の前澤友作さんが日本の民間人として初めて国際宇宙ステーションに滞在し、コロナ禍の明るいニュースとなりました。昔は手の届かないように感じていた宇宙も技術の進歩や世界中の人たちの挑戦によりだんだんと身近なものになってきています。『月へ行きたい』は、満月の夜に男の子が月へ行くあらゆる方法を考える物語です。月まで行くのにエレベーターなら1年、新幹線なら55日、戦闘機なら6日などロケット以外の方法でどのくらいかかるのかが描かれているとともに、飛行機では宇宙に行けない理由やロケットがなぜ宇宙に行けるのかというロケットの仕組みまで教えてくれる1冊です。宇宙や宇宙に向う乗り物について学ぶことができ、読んでいて冒険心がくすぐられる作品です。
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1月も半ばとなりました。お正月休みから普段の生活に戻ってしばらく経つ頃ですが、気持ちや体のリズムはすっきりと切り替えられましたか?
長いお休みを挟むと、いつもの生活に戻った時に心身の調子を崩しがちです。ゴールデンウイーク明けに起こりがちな不調を五月病と呼ぶように、お正月明けのものを正月病と呼ぶこともあるそうですね。休日と平日で大きく変化しがちなのが生活リズム。その生活リズムと深く関係しているのが自律神経です。そもそも自律神経とは一体どのようなものなのでしょう?『図解眠れなくなるほど面白い自律神経の話』では、自律神経の専門医が、その仕組みから運動やメンタルケアなど、簡単に実践できる整え方まで幅広く紹介しています。
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